昨日、日本一の旅館を決める旅館甲子園にいってきました。
いつもお世話になっているHATAGO井仙さんが、今回、旅館甲子園のファイナルまで進出しました。
心のスイッチをonにしよう!【越後湯沢を舞台にしたES体感セミナー】
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HATAGO井仙さんには、良き経営のパートナーとして、そして年に2回、実際に宿泊をし、その舞台裏を教えていただくという弊社主催の研修にてお世話になっています。
その研修では、多くの学びと共に、受講生の皆さんや越後湯沢の地域の方々とのつながりなど、大きな”場の力”を生み出してくださる井仙さん。
前日に大きな看板をつくり、応援に行ってきました。
旅館甲子園は躍動感溢れる太鼓の音ではじまりました。
HATAGO井仙さんはトップバッター。
その中での井口社長の旅館甲子園での言葉です。
「自分が変われば、社員がかわる、社員が変われば、旅館が、かわる、旅館が変われば地域がかわる!」
一人一人の社員のその実感こそが社会を元気にする。ESの高い会社がこれからの日本を元気にするということを体現していらっしゃいました。
最後に女将さんがおっしゃっていました。
「従業員みんなは本当の子供のよう。」
その後、社長を含め皆で手をつなぎ、お辞儀。
団欒の和。地域の輪。
それは、文化やひととのつながり、地域とのつながりで、それらを大切にし、そこから何が発信できるだろうと考え、考え、考えて、それを表現しているように思えました。
旅館というものは、旅へ出かけた先で寝に帰る場所。
単に寝る場所、ではなく、訪ねたお客さんをその地のものでもてなす。
旅館を目的にしてその土地を訪れてもらいたい。
寝食を共にする、旅館全体が家族のようなのであれば、そこを訪れるお客さんはおばあちゃん家に遊びに来た孫、親戚のようだと、ふと思いました。
その地の伝統を知り、食を知り、体を休める。
それはお盆やお正月におばあちゃんの家に行き、非日常を感じに来て、日常に帰っていくのではないかなあ、と思いました。
それがおもてなしの入り口にあたるように思いました。
そして、
旅館業に限らず、仕事をする上で、役割というか、使命、のようなものってあると思うのです。
旅館を営む人の役割。
それを掘り下げて掘り下げて、本当のおもてなしとは何か?まだ答えの見つからない中で、徐々に形にしている姿。
また、今回は、いつもお世話になっているモノづくりの会社さんと一緒に観ていたのですが、
モノをつくっている、ということに対しての思いも聞くことができました。
完成し、納品したものを、街中で見かけることがあるそうです。
それを話す姿が、とても誇らしげで、それを作成しているときからの誇りも垣間見えました。
旅館は形としてモノを売っている訳ではありません。
旅館甲子園の中でも、「モノを売っているのではなく、思い出を売っているのだ」、という言葉がありました。
形として目に見えないものをおもてなしという形にして伝える。
その背景には旅館それぞれの思いがある。
それを目の当たりにした1日でした。
HATAGO井仙さんは、惜しくも僅差で2位という結果でしたが、これからも、越後湯沢から全国へ。HATAGO井仙という形を発信していって欲しいと思いました。
自らの仕事を表現する。
表現、していますか?