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「真剣に取り組む」ということ。
先週、ある会社の社長と百瀬社長との打ち合わせに同席させていただいた時のことはこのブログでもお伝えしていましたが、そこで伺った話の一つで、何だかずっと心にひっかかっていたことでもありました。
その社長曰く、人と会って話をするのも、何か文章を書くのも、全てそれは「真剣勝負」として取り組むべきこと。
”一期一会”という言葉もありますが、相手の人生の中の大切な時間をいただいている、という姿勢で真剣に相手と向き合うことによって、自分のおもいが相手に伝わり、心に響くほどの話ができるようになる―。
結果として、「話がうまい」とか「良い文章を書く」などと言われるようになるんだ、ということでした。
私も、他部署の社員や我が人事部のみんなに伝えるべきことがある時は、真剣に真正面から向き合うよう心がけてはいますが、果たしてそれが相手に伝わっていたのかどうか??
例えば木村君の仕事への取り組み姿勢に関して注意したとしても、翌日にはまた元に戻ってしまっている様子を見たりすると、「相手に伝える」というのは難しいな、どうすれば話がうまくなるのかな、もっと論理的な思考で物事を捉えなきゃな、なんて考えたりもします。
でも、本当に必要なのは”話すスキル”でも”豊富な情報”でもなく、「相手の人生の一部の時間をいただいている」という認識の上での真剣さ、なんですね。
自分の心のあり方をもう一度考えなくちゃいけないな、と思っています。
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その社長は、次のようにお話をしてくださいました。
「もし私に、西園寺さんが『経営者にとって大切なリーダーシップとは何ですか?』と聞いてきたとしよう。
それに対して私は、例えば『不動心が大切だ』と答える。
そして西園寺さんは、”そうか、不動心が大切なんだ”と思って、それをメモする。
けど、それで本当に社長としての大事なリーダーシップを学んだことになるだろうか?
それは、”知識”でしかないんだ。
私は、”本当の意味のリーダーシップ”を教えることが実はできないんだよ。
私が西園寺さんにできることは、”話をして、気づかせる”ことしかないんだ。
これは、学生に対しても同じ。
コミュニケーションの大切さを気づかせることしかできないんだよ。
つまり、本人が過去の経験と照らして『あっ、このことか!』と気づく、ということなんだ。
であるならば、本人が実際に社会人にならなければ、経験も何もないわけであって、”暗黙知”も生まれてこない。
私たちがしてあげられることは、過去の経験の中から『これが大切なコミュニケーションなんだ』と気づかせ、引き出してあげることなんだよ。
ということは、「コミュニケーション力を高めるために小説や演劇を通して表現力を向上させる」という企画は、社会人経験者には効果的だけれど、学生に対してはムリなんだ。」
コミュニケーション力を高める場を与える前に、「未来の働き方」を自分たち自身で考え、創り上げ、提案しなければならないんだよ、そうおっしゃって、社長のお話は終わりました。
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今日は、百瀬社長とある会社の社長との打ち合わせの席に同席させていただきました。
諸々の検討事項が済んだ後、話は最近の学生の話になりました。
この間、学生のセミナーに参加してきたばかりの私は、とても興味深くそのお話を聞いていました。
うちの会社の来春の内定者のみんなにも言えることなのですが、どうも今の学生は「コミュニケーション力」が低いのではないか、というのが、百瀬社長や蛯原部長とのお話の中で達した結論です。
部屋の中でゲームをしてばかりでは話し相手はテレビだけになってしまうだろうし、この間出会った学生達を見ていても、アルバイトやサークル、部活に力を注ぐ学生って少なくなったのかな・・・とすごく不思議に思っていました。
じゃあ、コミュニケーション力ってそもそも何なんだろう?どうすれば高められるんだろう?と考えたときに、「表現する力」を鍛えることがコミュニケーションを円滑にする最善策なんじゃないか、という風に思ったのです。
そこで、来春の入社を控えた内定者たちに、「小説」と「演劇」で表現力を高める研修を取り入れたらどうか、という案を、私たち人事部から出していたんですね。
でも、今日いらした社長にそのお話をしたところ、「それはムリ」と鋭い指摘をいただいてしまいました・・。
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週末に、あの”美輪明宏さん”がご自身の経歴や転機などについてインタビュー形式でお話ししている番組を観ていました。
その中で、「美輪さんのお話を聞いていると、すごくプラス思考だな、と感じるのですが・・・。」
という質問に対する美輪さんの答えがとても心に残っています。
それは、
「常に高い視点から物事を捉えようとすればいいのよ。私は何事もプラス思考。」
という言葉。
低い視点から物事をみていると、目先のこと、まわりのことばかり気になってしまって、更にその先にどんな出会いや転機が待ち構えているのかが見えないまま、一生懸命進もうとしてしまいます。
そのため、目の前に迫ってくる不安要素や障害に対してマイナス思考が働いてしまう、というのです。
これに対して、常に高い視点(美輪さん曰く”宇宙”の視点)から物事を捉えると、どの程度のマイナス要因がどれくらいのスパンで迫ってきているのかを客観的に把握することができ、マイナス思考が決して生まれなくなる、ということでした。
この考え方、以前、百瀬社長から伺った「蛇の目と鷹の目」の話と同じだな、と思いました。
(このお話については、また何かの機会で詳しくご紹介したいと思います。)
最近感じるのは、”成功者”や”一流”と言われる方々が話す内容には共通している点が多い、ということです。
仕事柄、社長や矢萩先生をはじめ、色々な方々のお話を伺う機会が多く、また、社員など色々な
立場の人に伝える機会も多くあります。
「アウトプットを意識したインプット」というのは、常に私自身意識していることでもありますが、見たり聞いたり読んだりした内容を、これから更に積極的にみんなに伝えていきたいと思っています。
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わが人事部でも、この間の宮本先生のことが話題にのぼっています。
蛯原部長も番組を観ていたそうで、一緒に昼食をとりながら色々と熱く語ってしまいました。
宮本先生の授業は、プリントなどの配布物がほとんどなく、無言のまま、とても緊張感が漂う中で進んでいくんです。
授業の前後も、特に子供達と会話する様子すらありません。
一度教室の中に入ると、先生と生徒との間で一切言葉が交わされないんですね。
でも、塾を卒業して中学に進んだ子たち、あるいはもっと大きくなった大学生なんかが、自然と先生のもとに集まってくるんです。
塾の中で交わした会話は少なくても、宮本先生の生徒へのおもいと、生徒たちのやる気とが結びついて、厚い信頼関係が築かれるんですね。
それが、卒業したあとも消えることがなく、皆が先生を慕って集まってくる、ということなんです。
人事部に配属されてから、他部署の社員、特に管理職の人たちから、部下とのコミュニケーションのとりかたについて相談を受けることが多くなりました。
もちろん、私自身も、わが人事部のかわいい部下達との関係作りに悩むことは多々あります。
けど、この宮本先生の姿を見ていたら、言葉のかけ方だとか話の聴き方なんかで悩む前に、まずは部下に対する”おもい”を強く一貫して持つ事が大事なんじゃないかな、と思ったんです。
そういった強いおもいが一つひとつの振る舞いにも現れてきて、少しずつ、部下との信頼関係が築かれていくのでは・・・と思いました。
今度、管理職が集まる社内会議の時に、この番組のビデオをみんなで観てもいいかもしれないな、と考えています。
そこから何かの気づきがあるハズです。
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週末、何気なくテレビをつけると、『情熱大陸』で、算数塾の講師である宮本哲也先生という方の密着ドキュメントをやっていました。
中学受験のカリスマ講師、と言われるほどのオーラを醸し出している宮本先生に引き込まれ、思わず最後まで観てしまいました。
中でも印象的だったのは、宮本先生の「ハードルを越えることを喜びとしなければ、人生ツライよね」という言葉。
たとえ試験に合格してもそこにパラダイスが待っているわけではなく、中学ではまた次のハードルが来てしまう。中学受験というハードルを越えた、というのは人生の中での一つのプロセスでしかなくて、そのプロセスで喜びを感じていかないと、幼い子供たちにとってその先の人生が辛いものになってしまう、ということ―。
これって、私たち社会人の「仕事」との向き合い方にも通じるものがあると思いました。
結果を出すことは重要だし、結果を出さないと見えてこないものもあるけど、そこまでのプロセスを楽しんだり、そのプロセスの中から喜びや感動を見出していったりしないと、やる気や行動を持続させるのって難しいですよね。
独特のスタイルで子供たちを指導する宮本先生の姿を見ながら、”仕事”や”働くこと”について考えさせられるひとときでした。
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年末になり、色々なテレビや雑誌で「手帳の活用」を取り上げる機会が増えてきたように感じます。
街を歩いていても、手帳コーナーに群がる人の多いこと。
大小さまざまな手帳が所狭しと並べられて、たくさんの人が品定めをしている様子をよく見かけます。
私も、社会人として年を重ねるごとに、だんだんと「手帳のこだわり」が出てきました。
多分、みんながそれぞれ抱いているものだと思いますが、大きさだとか中身のフォーマットなどに、「これじゃなきゃ」というルールができてきました。
私にとっての「手帳」は、今流行の「時間管理」をするためのツールというより、どちらかと言うと「アタマとココロの整理」をするためのツールであると思っています。
わが人事部のメンバーも、手帳は人それぞれ。
木村君なんかは、まだ自分の”こだわり”が定まっていないらしく、3ヶ月サイクルぐらいで手帳を買い換えているみたいです。
実はいま、わが社で「社員手帳」を作ろう、という構想が出ているんです。
以前、百瀬社長が矢萩先生からお伺いした「社員が育ち会社が儲かる社員手帳」というものがとても印象に残っていて、創業10年を迎えるうちの会社にこそ必要なんじゃないか、ということで、今いろいろと企画を練り上げているところです。
年明けには、スタートすると思います。
どんな形になるか、そしてそれが社員にどのように効果をもたらすのか、とても楽しみです。
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先月の蛯原部長との打ち合わせで、うちの部署の新卒社員・木村君をはじめとする”新卒二期生”に、来春入社する新入社員のお世話役をやってもらうことに決まりました。
その時、この「世話役プロジェクト」のリーダーを木村君に任せることにしたのです。
木村君にそのことを告げると、”リーダー”という言葉を重~く捉えてしまったのか、YesともNoとも言わず黙りこんでいました・・・。
でも、自分でとことん考えて前向きに受け止めてくれたらしく、次の日には、さっそくメンバーに今回のプロジェクトの概要をメールしていました。
実は彼をリーダーに任命したのには、2つ理由があるんです。
1つは、無口で淡々としている彼に、まわりを巻き込むほどの積極性やパワフルさを養ってほしい、という願い。
そしてもう1つは、一年前、社会人のタマゴとして同じスタートラインに立った同期と「共に創る」ことに取り組んでもらい、初心を思い出して切磋琢磨、頑張ってほしい、という思いです。
新卒一年目から人事部に配属、というのは、彼にとってキツイことも多いはずです。
だって、大切な経営・人事情報を扱っているわけですから、同期と言えどもむやみに話せないことは多々あります。
本当であれば、同期と気兼ねなく(グチも?)語り合いたい時だってあるかもしれません。
でも蛯原部長には、「人事部たるもの、絶対に社員の前で会社を否定したり仕事に対してネガティブ言葉は吐くな!」と口すっぱく言われてますから、木村君は必然的に同期と話す機会が少なくなってきてしまいます。
そんな彼に、今ここで、同期と時間を共にし、1つのことを成し遂げる経験をさせたい。
同期の成長に驚いたりあせったりすることもあるかもしれませんが、それも彼にとっては良い糧になるはずです。
このプロジェクトを通して木村君がどのように成長するか、こっそり見守っていきたいと思っています。
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先日のセミナーで学生のみんなに書いてもらった「成功体験記」を読み返していると、ユニークなものがありました。
その学生のご両親は会社を経営しています。
でも、自分はそこを継がないで会社に入り、何と、親の会社の方は駐車場にして儲けようという発想でした。
駐車場で儲けつつ、会社での仕事にも生きがいを見出し、夜中でもがんばって働いて、トップを目指すという考え。
ただ楽をして儲けるのではなく、組織の中で自分の人生の成功を得るために働く。
お金ではなく生きがいとして、仕事と向き合う。
確かこの学生は、いかにも”イマドキ”の若者の風貌をしていました。
ここまでしっかりとした成功イメージを持っているとはどうしても感じられませんでしたが、確かに彼の成功体験記なのでした。
この「成功体験記」は、採用の際、その学生のことを知るいい材料になると思いませんか?
第一印象や外見からだけでは分からないその人の芯の部分や潜在的な部分が見えてきますよね。
うちの会社でも内定者に書いてもらえば、部署の配置とかに生かせるのかもしれない。
適材適所が人事部の追い求める部分でもありますから。
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最近、テレビで旅番組をついつい見てしまいます。
露天風呂の温泉に入ってゆっくりお部屋でご飯を食べるって贅沢ですよね。
寒い時期になってきて年末が近づくと、身体をゆっくり休めたいという深層心理が働くのでしょうか。
うらやましくテレビの画面や雑誌に見入ってしまいます。
今の旅館っていろいろなパフォーマンスをしてくれますよね。
朝ごはんに目の前で厚焼き玉子を焼いてくれたり、夜のお魚を目の前でさばいてくれたりと。
海外旅行も素晴らしいですが、まだまだ知らない国内の美しいところにも羽を伸ばしに行きたいですね。
海外旅行とはまた違った、ゆったりとした贅沢な時間を味わえそうです。
年末の忙しい時期を乗り越えたら、身体の疲れをゆっくり癒せるご褒美旅行を計画したいですね。
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金野さんにセミナーの中で、ある本のお話が出てきました。
それは「夢をかなえる勉強法」という本です。
この本では「合格後を具体的にイメージすることで勉強中のモチベーションを高め、成功を得ることができる」ということが書いてあります。
この考え方って勉強だけではなく、人生においての何に関しても同じですよね。
就職活動もそう。
自分が社会に出たときの成功イメージを具体的にイメージしてみる。
そうすれば、就職活動やそのあとの入社後も高いモチベーションで仕事に取り組むことができますね。
そこで、学生たちに実際に自分が成功しているイメージを「成功体験記」として書いてもらって発表してくれることになりました。
そこで発表された成功体験記は驚くものでした。
みんなしっかりしてます。
成功体験記の中で、仕事をしながら勉強して資格をとるというものが大変に多かったのがビックリしました。
資格は建築士や行政書士、英語の資格まで様々なものでした。
私たちが思っている以上に今の学生は堅実に成功イメージだけでなく将来像を描いているんですね。
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