←応援お願いします!
今日から車の免許合宿がスタート!
会社の管理職必須資格に、運転免許があったのです!
そこで、埼玉の外れにある教習所にいってきました。
川越まで集合でバスに乗って行くのですが、集合場所に集まったのは4人。
みんな知らない土地で免許を取りに行くのは不安な様子。
自然に連帯感が生まれて、すぐに打ち解けました。
他の3人は大学4年生が一人、大学一年生が二人と、若い若い。
もしかして、というか絶対免許に合宿に来るなんて社会人は無理ですよね。
私の場合は、蛯原部長が考慮してくださって、有給を使って来ることができたけど・・・
でも、休むってことは、自分の業務は休みの間、誰かがやってくれていて、やってくれている人はルーチンの仕事以外に私の仕事を負担してくれているってこと。
そう考えると、社会人としてはなかなか難しいな話ですよね。
水澤さんは、私の代わりに頑張っているかな・・。
木村君は、最近ちょっと元気なかったけど、しっかりやっているかしら・・・。私がいないから案外ノビノビ働いていたりして?!
なんて、みんなの顔が頭をよぎりました。
つづく・・・
←クリックをお願いします!
今日、前の部署の先輩からおめでたい報告がありました。
バチバチ。
年下の同じ業界の彼と結婚するという話でした。
何とうらやましい話。
ずっと総合職の試験を拒み続け、一般職であり続けた先輩。
結婚退職を人一倍望んでいた先輩。
が、仕事を続けていくって。
それは本当にうれしい話。
先輩がいうには専業主婦になって彼の収入だけだと今の暮らしのレベルが保てないからだそう。
確かに。実家暮らしで好きなものを買っていた生活はできなくなるわね・・・
30代ともなると、勤続年数が長ければそれなりにお給料やボーナスもいいから贅沢な生活してるはず。
一回、レベルを上げて、生活の質を落とすってなかなかできないもの。
今後は結婚しても辞めないで働く人がますます増えてくるわね。
これはとてもいいことね。
でも、金銭面だけの理由だけじゃなくて仕事に魅力を感じてくれるようにしなきゃ。
この前、人事労務さんで言ってた、「わくわく感」がますます大事になるのね。
女性が結婚しながら幸せに働いてくれる会社っていいですよね。
そんな社内つくりにも取り組もう・・・
先輩、すごい幸せそう・・・
←応援してください!
ちなみに、タイガーウッズは、試合のときに「相手の選手の玉がホールに入れ」と強く願うそうです。
「外せ」と思う選手は、脳が「外せ」=自分のことと認識して、自分の番になったときに外してしまうそうですよ。
でも、自分の勝ち負けにかかわる場面で相手を応援するというのは、簡単にできることではないですよね。
特に恋愛の場合とか?!
それは訓練なのでしょうか?!
なんて、セミナー中に考えてる場合じゃないですね!
そんなことを考えているうちに、あっという間に篭池先生の話が終わりました・・・
今回のセミナーで、日々の仕事へのモチベーションがとても刺激されました。
今まで悩んでいたことも、くよくよ考えていてもしょうがないわ。
まずは、やってみよう。
明日からまたがんばろう!
←応援いただけると嬉しいです!
さらに、成功の話の中で面白い話がありました。
それは“成功脳”の話。人間の脳にはうまく活用すればすごい力があるのだと言います。
脳には3つの意外な事実があります。
一つ目に、脳は主語をすべて「私」で捉えてしまうということ。
例えばよく「あいつはダメだ」と他人を否定ばかりしている人。脳は「私はダメだ」と認識してしまうのだそう。
だから自分がだめになってしまう。人の批判をしてばかりしている人って暗い感じがする人が多いですよね。
だから、脳を活用するなら、ほめてあげることが大切なんですって。
そうすれば自分が褒められていると脳が認識してちゃんとそういう風に魅力的になるんです。
二つ目に、脳は過去と未来を認識できないということ。
過去に犯した失敗をまた繰り返してしまったことってありますよね。
無意識に脳の働きによって失敗が繰り返されてしまっていたのです。
失敗をしてしまったらまず、許して失敗を清算してあげる。
それで、成功する未来のイメージを強くイメージしてみる。
それが大事なんです。
三つ目に、脳は否定語が分からないということ。
例えば、負けたくないって思うことは負けたいと認識してしまうのです。
だから、勝ちたい!あるいは勝っているとイメージすればいいのです。
脳って面白いなと思いました。自分のイメージ次第でどんどん脳によっていい方向へ変われる。
勝ちにつながるんですね。
つづく・・・
←応援ヨロシクお願いします!
こんな話がありました。
毎回成績がトップの女の子がいました。
その子のお母さんに理由を聞いたそうです。
そしたら意外な返答が。
「ただ『今日はどういう勉強してきたか』を聞くだけ」と。
そのお母さんはあまり勉強のできる環境になかったために「習った勉強を教えて」と子供にお願いしているんです。
そうするとその子は先生の話を聞くときにどうやって母親に教えようか考えながら聞くために“聞く姿勢”が異なりますよね。
教えるために頭の整理もする。
つまり“アウトプットを意識してインプット”しているんです。
自然にアウトプットとインプットを繰り返し、その子の知識となっているんです。
量質転化って言葉があります。
これは、量をこなしてるうちにできるようになるということです。
天才といわれている人は、最初から天才なのではなく、努力をしてとにかくやっているのだそう。
有名な作曲家は、とにかく人の何十倍も数多くの曲を書き、有名画家も何十枚、何百枚の絵を描いているうちに、その人にしかできない技術が生まれるのだと言います。
量が“実”になるんですね。
そういえば、以前、読んだイチローの本に「無意識に出来るようになるまで練習する」と書いてありました。
力の入れ具合や角度を意識して練習を積み重ねることで次第に無意識に出来るようになる。
要はは意識して実践し、無意識に出来るようになるまで練習を繰り返す、と言うことが大切なんですね。
そうして、使ったり、やってみてできるようになったものは、今度は自分だけの知識ではなく誰かと共有していく。分かち合っていく。
それがひとつのサイクルになって、みんなが幸せを共有できるサイクルとなっているのだ、と篭池先生はおっしゃっていました。
例えば部下に自分の持っている知識、経験して得たノウハウをどんどん伝えていく。
そうすれば部下と共有できて、その課全体の“成幸サイクル”となりますよね。
←応援クリックをぜひ!
今日は百瀬社長の勧めで有限会社人事・労務さんが主催する「やるきんぐ道場」というセミナーに参加しました。
このセミナーは管理職同士が会社の枠を超えて交流を図りリーダーとしての資質を高める場とのこと。
私自身、これまで営業として目標を持って仕事をしてきたけれど、人事に異動、しかも“課長”という立場にある今は、意識を変えて行動していかねばと思っている。何かそのヒントを得られるかな?と思って浅草にあるオフィスにやってきた。
会場のセミナールームは受講者でにぎわっていました。
様々な年代がいるけれど管理職だけあってみんな真剣です。
最初に篭池先生が口にした言葉は「このセミナーに参加した目的は?」というものでした。
何かを始めるときには目的をもって始めることが大事なんですって。
人に話すときには頭の整理が必要ですよね。
だから部下が何か始めるときに目的を話させることで部下の頭の整理をさせる。
それが大事なのですね。
みなさん「成幸サイクル」っていう言葉聞いたことありますか?
「成功」ではなく「成幸」です。
なんかみんながハッピーになれそうな響きですよね!
この成幸サイクルとは、知らないことを勉強するところからみんなで分かち合うことまでをひとつのサイクルとしたものです。
私たちは、知らないことがあれば本や人やさまざまなことから習得しますよね。
でもそれだけでは短気な知識にしかならずそれを深めることで長期的な知識になるのです。
深めるためにはどうしたらいいかというと、その知識を使うこと、やってみることが大事なんです。
つづく・・・
←応援クリックお願いします!
席に着くと、社会保険事務所の調査官から、本日は会計検査院立会いの調査になること、また、会社の社会保険加入状況を調査するためにいくつかの質問をすることなどと言った調査の趣旨を説明されました。
「御社ではレストラン事業部を展開されているそうですが、パートさんは何人くらいいますか?」
「大体200名くらいかと思います。」
百瀬社長は堂々と答えました。
「その内、社会保険に加入している人は何人いますか?」
「120名くらいだと思いますが。おい蛯原君。正確に何人だ?」
「はい。124名です。」
蛯原部長が答えます。
「そうですか。では就業規則とパートさんのタイムカードを見せてください。」
私はダンボールの中から用意していた就業規則とタイムカードを渡しました。
すると、社会保険調査官は隣に座っている会計検査官と相談しながら就業規則やタイムカード、労働者名簿などの該当する箇所になにやら付箋を沢山付けていきました。
一通りチェックが終わると社会保険調査官はこちらを向いてにこやかな顔でいいました。
「御社はきちんと規則も整備されているようですね。ここまできちんと整備してある会社さんは少ないんですよ。お忙しい中、ありがとうございました。」
蛯原部長はどこか誇らしげな顔をすると調査官に
「こちらこそ、ありがとうございました。それでは失礼致します。」
と言って、皆で退席しました。
「いやー、大丈夫だと思っても、ああやって書類をチェックされるのは良い気分じゃないね。ドキドキしてしまったよ。蛯原君の普段の仕事が完璧だと証明されたね。」
「ありがとうございます。それにしても社長本当ですね。終わったときには思わずため息が出てしまいましたよ。」
「西園寺君も蛯原君のような仕事を出来るように努力していきなさい。」
「はい。社長も今日はお疲れ様でした。」
こうして無事に社会保険の調査を乗り切りました。
←応援お願いします!
あれから3週間後、社会保険事務所から1通の書類が届きました。
水澤さんが封を開けてみると「被保険者等の資格及び報酬の調査について」という書類が入っていました。
「課長!ついにうちにも調査が入りました!」
「水澤さん。落ち着いて。蛯原部長から百瀬社長伝えてもらいましょう。」
早速、蛯原部長に調査の件を伝えた。
「今回の調査は会計検査院立会いの調査のようです。3週間前に調べておいて良かったようです。」
「まだ、油断はしないように!うちは、法律どおりにしているから問題はないかとは思うがどんなことがあるか分からないから気を引き締めておくように!」
結局、百瀬社長と蛯原部長、私が社会保険事務所へ出頭することになりました。
提出する書類はかなり多く、パートタイマー・正社員の区別なくPALM株式会社に籍をおく全ての社員の労働者名簿や賃金台帳、社会保険の手続きの用紙の控えや就業規則などダンボール数箱分になりました。
出頭すると、社会保険事務所の担当者から、
「今日は会計検査院の調査官が同席した調査になりますので、聞かれたことだけに答えるようにしてください」
とアドバイスを受けました。
つづく・・・
←応援お願いします!
「補足説明させていただきます。通常は会社と社員が保険料を折半して負担しています。仮にこの8000万円を社員と折半で負担することも出来るのですが、過去の分に関しては中々社員に負担させるのは難しいようです。」
蛯原部長がこう付け加えた
「それで調査のほうはどうなった?」
「社会保険庁の調査には2種類あるようです。社会保険庁主導のものと、会計検査院主導のものです。特に後者の会計検査院主導の調査は厳格なものと聞いております。弊社のパート社員・アルバイトについてですが現在210名います。このうち社会保険の加入要件を満たす社員は120名になります。入社当初から雇用契約によって要件を満たす者は全て社会保険に加入しております。しかし、今月から労働時間が長くなり加入しなければならない者が3名いるそうです。その者たちの加入手続きは昨日郵送で社会保険事務所に送ってあるそうです。」
蛯原部長の答えに百瀬社長の顔も明るくなる。
「そうか!じゃあうちの会社は大丈夫なんだな。」
「はい。調査自体はいつあるか分かりませんが、仮に調査に入られても大丈夫です。」
蛯原部長は誇らしげに答えた。
つづく・・・
←応援クリックお願いします!!
加入要件をまとめたレポートを蛯原部長に見ていただいた。
「うん。ありがとう。このまとめ方なら百瀬社長も分かると思う。水澤君は普段の業務に戻ってくれ。」
水澤さんが自分の席に戻り、蛯原部長と百瀬社長のところへ報告に行った。
「失礼します。」
社長室に行くと百瀬社長は落ち着きを取り戻したのか普段の穏やかな表情に戻っていた。
「ご苦労様。社会保険の調査についての報告だね。私にも分かるように頼むよ。」
私は、社会保険の加入についてレポートを提出し、パートタイマーやアルバイトでも正社員と同じように加入し保険料を納めなければならないことを説明した。
「うん。よくわかるよ。でもだからと言って8000万円も徴収されることになるのかい?」
「はい。例えばパート社員で月収15万円だった場合ですが1ヶ月の保険料は3万3201円(18年9月現在)となります。仮に100人いたとすると過去2年に遡って徴収されますから7968万2400円となります。」
「そんなになるのか・・・」
つづく・・・
←応援クリックを是非!
早速、水澤さんと社内にある資料や社会保険庁のホームページを調べ、下記のようなことが分かった。
・パートタイマーやアルバイトでも正社員の4分の3以上働いていれば加入しなければならない。
・日々雇い入れられる人、2ヶ月以内の期間を定めて使用される人、季節的な業務を行なう人、臨時的事業の事業所に使用される人は一定の条件を超えない限り加入しなくて良い。
・国民健康保険組合の事業所に使用される人は加入しなくて良い。
労働基準法 労災保険 雇用保険 健康保険 厚生年金
正社員 ○ ○ ○ ○ ○
契約社員 ○ ○ ○ ○ ○
嘱託社員 ○ ○ ○ ○ ○
パートタイマー ○ ○ △ △ △
アルバイト ○ ○ △ △ △
業務委託 × × × × ×
△は労働時間等によって異なる
つづく・・・
←応援をお願いします!
人事部に戻って直ぐに米田主任に声を掛けた。
「米田さん。ちょっと教えてもらいたいんだけれど。」
「あれ?ずいぶん顔色が悪いですね。何かあったんですか?」
「うん。この間入社した林さんなんだけど、あの人の社会保険ってどうなったんでしたっけ?本人は入りたくないって言ってたみたいだけど・・・」
「ああ。林さんね。あの人は社会保険に入っていません。結局ごねられて加入しなかったんですよ。ああいう人がいると困るんですよね!いろいろと調整しなければならないし・・・」
本当に困ったという顔で米田主任は話している。
「でも、 法律ではパート社員も加入しなければいけないんじゃないの?」
「ああ。課長は 加入要件のことで悩んでらっしゃるんですね。 社会保険は加入要件を満たせば必ず入らなければならないんですけれども、林さんの場合は、加入要件に満たないように働いてもらっているから大丈夫ですよ。」
そうかパート社員だからといって全て加入しなければいけないわけじゃないんだ!
「ありがとう。百瀬社長に提出する社会保険についてのレポートをまとめるんだけど、今日一日、水澤さんを借りるわね。」
つづく・・・
←応援クリックをお願いします!
人事部へ戻る途中蛯原部長に聞いてみた。
「蛯原部長はさすがに冷静ですね。それにしても8000万円とは驚きました。パート社員ってそもそも社会保険に入らなければいけないんでしたっけ?」
「おいおい。確かに君は人事部に来たのは最近だけれども、そのくらいのことは知っておいてくれたまえ!」
「でも、この間パート社員として入社した林さんは保険料を取られたくないから社会保険加入したくないって言ってましたし、前の会社では実際に社会保険に入っていなかったとも言っていましたが!?」
こんなことを聞きながら内心うちの会社は大丈夫だろうか?と心配になってきた。
「林さんの件は主任の米田君が処理してくれたんだったね。戻ったら念のため米田君に確認をしなさい。米田君は人事畑を歩いてきたから大丈夫だと思うが万が一と言うこともある。その間に、君は水澤君と社会保険の加入要件を含めてレポートにまとめ百瀬社長に提出できるよう準備を進めてくれ。私は米田君と社会保険の調査の実態を調べて、うちの会社の全社員が社会保険に加入した場合に支払うべき金額の試算をしておく。」
「分かりました」
人事部へ戻る廊下がいつもより長く感じられた。
つづく・・・
←応援クリックをお願いします!
百瀬社長が青い顔で人事部に駆け込んできた。
「蛯原君。西園寺君。ちょっと会議室にいいかな?」
ワケが分からず、思わず蛯原部長と顔を見合わせた。
無言で百瀬社長の後について会議室へ。
会議室に入ると百瀬社長は開口一番こう切り出した。
「うちのレストラン事業部の社会保険はどうなっている?知り合いの社長の会社に社会保険の調査が入ったんだ。その結果8000万円も社会保険料を追加徴収されたらしい。」
「8000万円!?」
思わず、蛯原部長と声をそろえて聞きなおしてしまった。
「そうだ!8000万円だ。うちと規模も変わらないはずだが・・・。どうもパート社員を社会保険に加入させていなかったらしい。中小企業で8000万円も取られたら倒産してしまうよ!だからこそ早く手を打たなければならないんだ!」
百瀬社長の言葉は真剣そのもので冗談を言っているようには聞こえない。
「社長。社会保険の算定(定時決定)手続きも終わって社会保険庁も保険料を未納している企業の調査に力を入れているんでしょう。これから西園寺君と社会保険の調査について調べてみます。」
「うむ。早急に頼むよ!」
蛯原部長の力強い返事に安心したのか百瀬社長も「ほっ」とした様子だった。
つづく・・・
|