先日、思いがけず、USEN放送のラジオ収録現場に立ち会うことができました。
ゲスト出演されていたのは、今 本屋さんに行けば必ず平積みされている話題本、『3つの成功サイクル』の著者、川西 茂先生。
なんと、あの全世界的ベストセラー『7つの習慣』を日本語訳れた方でした。すごい・・。
少し前に、社長から薦められていたのですが、そのぶあつい本を目の前に、挫折しており、まさかご本人と現実にお会いできるとは、夢にも思っていませんでした。
パーソナリティは、うちの社長と以前から親交のある矢萩先生。
(有)人事・労務さんの代表をされています。
これまでは、面識がありませんでしたが、今回 収録に行けることになって、どんな方だろう?
と思い、初めて人事労務さんのホームページを拝見したところ、 『7つのしくみ』人事制度の本なども書かれていました。
たしか、先日の高齢者セミナーで講師をされていた根本先生は、人事労務さんにいらっしゃる方でしたね。
収録では、川西先生がこんなことを話されていました。
人生において何かをやろうと思ったときは、「あきらめないこと、一歩踏み出すこと」が大切だ。
自分の今までの過去の体験や経験というのは、あくまでも 「過去」の話であって、それが「未来」を決めるものではない。
過去のパラダイムにとらわれて、「動けない」とか、「できない」って
感じるときもありますよね。
自分の中で早めの限界点を作ってしまうことって・・。
でも、そうじゃないよ、と川西先生はお話されていたんです。
収録後、矢萩先生と少しばかりお話をさせて頂きました。
「 できるとか、できないというのは、自分で決めることじゃなくって、自分の何かをやりたいという思いを持ちながらも、一生懸命に今「やるべき」ことをやっていくと、「やれる」 ことが見えてきて、「やれる」ことが増えていくと、「やりたい」ってことも見えてきて、そうなってくると、本当の意味での仕事の楽しさに出逢えるんです 」
これを聞いて、ピン!ときました。
人事労務さんのホームページを見たときに、「組織のワクワクをコンサルティングする」って大きく書かれています。
私も人事部の人間となったからには、社員のみんなに楽しんで働いてほしいと思っていたのですが、仕事自体が楽しいものだという、矢萩先生の考えを聞いて、とても共感しました。
川西先生の思いや、矢萩先生の思い。
お話は少ししか聞けませんでしたが、ともにその熱い語り口に我を忘れるほど
惹きつけられてしまいました。
こういった機会を与えてくださった矢萩先生とうちの社長 百瀬に心から感謝し
たいと思います。
思わず、川西先生に本のサインを頂いてしまいました。。少しミーハーだったかしら?
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おととい、いきなり百瀬社長に呼び出され、唐突に「西園寺くん、今年から高齢者雇用安定法が改正されているのを知っているか?」と聞かれました。
「このセミナーに申し込んであるから、明日さっそく行ってみなさい。」
そう言われて手渡された参加申込書に目を通してみると、それは『高齢者を活かす!~雇用延長と年金・社会保険~』という東京都労働相談情報センターが行うセミナー。
雇用安定法?シルバー人材のこと?
そういえば、前にいた営業部の石田さんは、見た目は70歳だったけど、本当は59歳だった。来年で定年とか言っていたけど、それと関係があるのかな・・・。
ひとまず勉強だと思って聞いてこよう、そう思って今日を迎えました。
そして昨日、会場である大崎には開始30分前に着いたのですが、既に席の半分は埋まっていて、その後もぞくぞく受講者が集まってきました。
「雇用延長って、そんなに注目されている話題なのかな。私と同じ女性も多いし、経営者みたいな人や年配のベテラン社員っぽい人も来ているんだ。」
なんて考えつつ開始を待っていると、講師らしき人がパソコンの設定を確認に入ってきました。
レジュメを見てみると『有限会社人事・労務 チーフコンサルタント 根本大作』と書いてあります。
まだ30代半ばくらいのスマートな雰囲気のある先生でした。
そしていよいよ講義がスタート。
会場は満席で130人は入っているようでした。
講義は、今年の春から施行された定年延長に関わる話から始まって、高齢者の賃金額について、必要な社会保険手続きについて、など盛りだくさん。
まだまだ人事関係の仕組みが分かっていない私には部分的にしか理解できなかったけれど、隣に座っていた大手製造業の総務担当の方の話だと、“賃金のシミュレーション”まで話してもらえるセミナーはあまりないとのこと。
これは、会社が高年齢者を60歳以降に再雇用した場合に、給料をいくらに設定するかによって、“ハローワークからの給付”と“本人の年金額”が調整されてしまう、ということに関連しているのです。
極端な話、会社からの給料が年間で50万円変わったとしても、従業員本人の手取り額はほとんど変わらない場合もあるそうです。
もしこれを知らなかったら、高年齢者に対して適正な給与額の設定ができなくなってしまうのでは、そんな風に感じました。
根本先生いわく、最近は、景気回復による人材不足感がどの業界でも広まっているそうです。
確かにうちの会社でも、新卒採用と中途採用、共に厳しくなっている、と聞いています。
これからの時代は高年齢者の労働力をいかに有効活用できるか、が優先課題である、ということがよく分かりました。
よし!
“高年齢者の方がイキイキと働いて、しかも会社自体も経費削減ができる”―この視点から、百瀬社長に企画書を提案してみようと思います!
TO BE CONTINUED
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●主人公・西園寺千代
社内初の女性人事課長。部下をもち、ますます仕事に意欲を燃やしている。
●百瀬社長
Palm株式会社の社長。会社設立後、蛯原、千代らと共に苦労しながら業績を伸ばしてきた。
●蛯原部長
管理部長。千代の直属の上司。親身に相談にのってくれるアドバイザー的存在。創業時から社長の右腕として会社を盛り立ててきた。
●主任 米田さん
入社時から人事畑。千代に先を越されてから内心あせりと戸惑いを感じている。
●水澤さん
人事課に所属する入社3年目の女性。初めて後輩をもち、はりきっている。
●木村さん
新入社員研修を終え、人事課に配属された新入社員。やりたいことが見つからず、なんとなく就職した。どこか冷めたところがある、ニート・フリーター系社員。
人事部・西園寺千代 誕生秘話
~百瀬社長から伝え告がれる”人事部の4つの役割”~
東京は桜の季節。
澄みきった青空や満開の桜は大好きなはずなのに、今日はなぜか気持ちが晴れない・・。
「まったく想像もできなかったわ。私が人事部へ異動??まさか・・」
寝耳に水!
青天の霹靂とは今回のことよね。
転職して今の会社に入って3年、これまで女性ながら営業マンとして、ひたすら目標に向かって突き進んできたつもり。
私は営業の仕事が大好きだし、毎日いろんなお客様に会わせていただいて日常の他愛もない話から仕事上話まで、お客様と単なる仕事上の付き合いを超えた関係を築き上げながら、結果を残すことができるこの仕事に誇りも感じている。
もちろん第一課の主任として部下のフォローもしているし、これまでも目標値は達成してきたわ。
・・人事部へ異動されるようなミスは何もなかったはず・・。
『う~ん。なぜ私が人事部へ?そもそも人事部って、いったい何してるの?』
頭に浮かんだのは、新卒者の採用や退職手続き、年に2回行われている名ばかりの人事考課や毎月の給与計算・・。
『はぁ。・・つまらなそう。 人事って、本当にそれだけなの?そんなもの??』
社内初の女性人事課長という肩書きは社内での注目度も高いらしく、もともと営業部で顔が広かったこともあり、挨拶周りには意外と時間がかかった。
お昼を過ぎて、ようやく前任者との引継ぎに入ったが、そこでわかった人事の仕事は、私が大体予想していた業務だった。
【Palm株式会社 人事総務部 人事課長 西園寺千代】
新しい名刺を見ながら、答えのみつからない疑問が頭に浮かぶ。
『人事部って本当にこんな仕事なの?これだけ?私はこんな仕事のために営業部から人事部へ異動させられたの?』
仕事を終えて、モヤモヤとした思いを抱えながら足早に帰ろうとしていると、偶然、社長に呼び止められた。
「西園寺さん、人事課長への昇格おめでとう」
「・・あ、ありがとうございます。」
今回の異動は、社長直々の話だと聞いている。
思い切って私の胸のうちにあるモヤモヤ感を社長に伝えてみると、社長がこう言った。
「人事には、組織を運営していく上で最も重要な役割が4つあるんだ」
その話は、今まで私が思っていた‘人事’という単純でつまらないイメージを根底からくつがえすことになった。
つづく・・・