ヒューマンリソシア株式会社主催の「管理職の為の労務管理基礎知識 ~ハラスメント編~」で講師をさせていただきました。
今回の講義テーマは、年々増加傾向にあり、大きな労働問題となっているセクシュアルハラスメントとパワーハラスメントについてです。
セクハラやパワハラはどこの会社でもあり得る身近な労働トラブルです。しかし、実際には、しっかりとした対策を取っている会社はあまり多くありません。
今回の講義では、
・セクハラおよびパワハラとは具体的にどういう行為か
・セクハラおよびパワハラの判断基準
・セクハラおよびパワハラで訴えられた場合のリスク
・実際の裁判例
・具体的な対策および防止策
といった内容をお話させていただきました。
セクハラやパワハラといったハラスメントの問題は、定義があいまいで、どういう行為が該当するかといった判断基準は、必ずしも明確ではありません。また、感じ方も人それぞれなので、同じ行為や言動を受けても、不快に感じるひともいれば感じない人もいます。その中で、
・ハラスメントがあってはならないというメッセージを会社として社員に伝えていくこと
・もし、ハラスメントがあった場合は、厳正に対処するということを就業規則等に規定し、社員に周知すること
・ハラスメントがあった場合は、相談できる環境を社内で整えること
・事実関係を正確に確認して、必要あれば、適切に対処すること
このような対策をとっていくことが企業として求められています。
ハラスメントのトラブルが起こる背景には、日頃の社内のコミュニケーションが不足している場合が多いように思えます。
日頃から社員同士のコミュニケーションをしっかりとっていくことが最も重要な防止策だと思います。
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