「人事を制する者は経営を制す」

セクシャルハラスメント研修-意識と言動-


昨日、千葉県木更津と西船橋にあります電力会社にて
「セクシャルハラスメント研修-意識と言動-」をテーマに研修を
実施いたしました。

今回のセクシャルハラスメント研修ですが、
セクハラについて一方的に講義を行うといったものではなく、
ひとつの職場で起きた事例をもとにケース・スタディーを行い、
まずは、参加者ご自身でセクハラについて考える。
次にグループワークを行いセクハラについて意見交換をする。
最後に全体の場でセクハラについて情報共有をしていく、
といった流れで研修を進めていき、参加者1人1人がセクハラ
について自ら考える機会にするという内容でした。


冒頭にハラスメント研修の内容について説明をし、
まずは個人で事例について考えて頂きました。
個人ワークが終了したあとにグループワークを開始しました。
グループワークでは、参加者の皆様は楽しそうな顔をしながら
セクハラについて活発にいろんな意見を出し合っていました。

グループワークが終了したら全体共有へ全体共有では、
この職場の特徴として

「T課長やS係長がセクハラへの意識が低いんじゃないか?」、

「S主任が職場内で強すぎて、誰もS主任には何も言えないのではないか?」

「この職場はセクハラを受けてもそれを言い出しにくいのでは?」

など、いろんな意見が出て来ました。

セクハラの相談を受けたあとどう対応すべきかについては
「上司に相談する」「会社の相談窓口に相談する」など、
問題が発生した後の対応方法だけではなく、
「セクハラになるかもしれないと思ったら話しかけてセクハラを予防する」
「セクハラを受けた(不快に感じたら)素直に言えるような職場にする」
「職場のコミュニケーションをもっと高める」といった、
「今後セクハラの無い職場を作るにはどうすべきか」についての意見も多くでました。

私が、昨日の講義で伝えたかった事ですが
「セクハラは、なぜいけないのか?」については、
法律や懲戒規定などで罰せられるからいけないのではなく、
職場内でセクハラが起きると職場環境が悪化してしまうからです。

マズローの欲求5段階説では、人は仕事を通じて
「周囲の人と温かい関係を築きたい」(所属と愛の欲求)、
「価値ある存在として認められ尊重されたい」(承認・自尊の欲求)、
「自分らしさを発揮したい」(自己実現の欲求)
といった気持や欲求を持っています。

そこにセクハラなどのハラスメント(人権を侵害する発言・行動)が起きると、
ハラスメントを受けた方は仕事へのモチベーションが
著しく低下してしまいますので、良好な職場環境を築き、
ES(従業員満足度)を高めていくためには、職場からハラスメントを
無くさなければなりません。


また、ハラスメントの無い職場を作るには、
自分がハラスメントをしないことを心掛けるのももちろん重要ですが、
それよりも職場の1人1人が、ハラスメントの起きない職場の
雰囲気を作っていくことを意識する方がもっと重要になります。

この研修を受講された方々1人1人が、ハラスメントのない職場を
作るよう意識して頂ければと思います。





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