こんにちは。
米田さんが、お盆休み中に『宮崎駿の深みへ』という本を読んで、
人事制度に通ずるものを感じたそうですので、
感想をご紹介いたします。
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皆さんももちろんご覧になったことが何度もあると思いますが、
私も、ジブリ作品を今まで
「風の谷のナウシカ」、「天空の城ラピュタ」、
「となりのトトロ」、「魔女の宅急便」、
「紅の豚」、「もののけ姫」といった映画を見てきました。
子供の頃であったため、環境問題には大して興味はありませんでしたが、
大人になって何度か見直して見ると、
今後、50年、100年、我々人類が生きていく上で、
環境問題がいかに大事なことがわかります。
まず、この本の著者の村瀬氏は
宮崎作品のひと昔前の「ジャングル大帝」のジャングルという意味、
観念の説明から入っていました。
その後、「ジャングル」から「風の谷のナウシカ」の
最大のテーマである「腐海」へといった大きな視点に立って批評しています。
ひと昔前には「ジャングル」と呼ばれていたものは、
先進国が自国の資源を食べ尽くして、それでも足りずにアフリカ・アジアの密林に
目を向け始めた「植民地主義」という視点で批判をしていました。
子供たちの目から見た「ジャングル」というイメージは
無数の生命や動物がうごめく原野のイメージでした。
近代から現代にかけて、「目に見えるジャングル」から
「目に見えない微生物のジャングル」への関心が強くなっています。
「目に見えない微生物のジャングル」を宮崎駿さんは
「風の谷のナウシカ」では「腐海」という一種独特のイメージ、世界観で表現しています。
「風の谷のナウシカ」では、
「腐海」⇒「腐る」⇒「菌類の繁殖」⇒「新しい生命」
を誕生させるような仕組みで描かれています。
子供の頃、映画を見たときは、
「腐海」⇒「腐る」⇒「菌類の繁殖」⇒「新しい生命」といった仕組みで
描かれていたことについて全く意識せずに見ていました。
この書籍を読んで改めて、地球環境の大切さを再確認できたような気がしました。
・・・つづく

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