学生インターンでお世話になっております、中村です。
人事・労務さん主催の「ESマネジメント5つのステップ講座」と銘打った、
管理職の方々に向けた組織のリーダーの在り方についての講習会の2日目に参加しました。
特訓コースというのは企業のリーダー向けの講習会と伺っていたので、
受講される方々は寡黙で厳しい表情をしたような人たちではないかと予想していました。
ですが、実際にはそんなことはなく、
若輩者の私に対しても笑顔で挨拶してくれる社交的な方たちでした。
また、講演開始前には参加者同士で
和やかにコミュニケーションをとっている場面を見ると
ますます「リーダー」に対して抱いていたイメージが一新されました。
講習の内容については、社会人の卵である自分には
正直難しく、理解できたのは少なかったです。
そんな中で頭に残っているのは、
「啐啄同時(そくたくどうじ)」という言葉を例に創発性を生み出す方法の解説です。
これからの経営はトップダウン型でもボトムアップ型でもなく
創発性を用いた経営が必要になるということで、
啐啄同時が実行される場であれば創発性が生まれ自己組織化が進み、
組織の中に変革が起こるという事です。
啐啄同時とは、雛鳥が卵から孵るときに雛鳥は内側から殻をつつき、
それを察した親鳥が外側から殻をつつく事で、
卵が割れ無事雛鳥は大地に立つ事が出来るという事です。
この殻をつつく時期がずれてしまうと雛は生まれてくることはできません。
つまりこれを組織の話に置き換えると、
内側から聞こえてくる部下からの声に耳を傾け、
その声に対して的確なタイミングでアクションを起こすことで
組織がうまくいくという事です。
雛鳥が孵る事を組織がうまくいくことにたとえていて、印象に残りました。
この研修会に参加して一番感じられたのは、
別に学校だけが勉強する場でなく、
むしろ社会に出てからの方が学ぶ場がたくさんあるという事です。
特訓コースに参加された人はそれぞれに部下育成や職場活性化に対して
不安や課題を抱えていて、それらを解決するべく研修に参加していました。
それだけに問題意識が高く、意欲的にワークに取り組むなど、
研修という勉学に向かう姿勢が、
学生のそれとは比ベものにならないというのが率直な感想です。
この姿勢を見習い、さらには自分に吸収する必要があり、
「勉強するのは学生時代だけ」などと考えずにもっと勉学を長期的に考え、
社会に出てからも勉学に励む必要がある、と認識を改められました。
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