昨日、新潟の越後湯沢にて、
旅館業で働く方々へ向けたセミナーを行いました。
今回のセミナーは「地域に喜ばれる会社をつくる」をテーマに、
講演とワールドカフェの二部構成で行いました。
第一部では、地域や社会と繋がりを持ちながら
「研ぎ澄まされた経営」を続けている企業をいくつか例にとり、
地域社会との繋がりの大切さや社内での対話の重要性を、
随所にワークショップを導入しながら、
「理屈」ではなく「体感」によって持続可能経営の実現、
そして「かっこいい大人」とは何かということに迫りました。
経営者の方々の人数より、旅館スタッフの方々の
ご参加が大半を占めていた今回のセミナー。
普段は、現場で“おもてなしの心”を持ち、
柔らかなものごしでお客様に対応されているスタッフの方々も、
講演の中で、例に取り上げられた、「研ぎ澄まされた経営」を
継続している企業の話の場面では、その柔らかな表情が一変しました。
旅館スタッフのプロとしての意識が湧き上がったのでしょうか。
それら例に取り上げた他業種のプロフェッショナリーな様子を
真剣な眼差しで傾聴し、メモにペンを走らせる姿がとても印象的でした。
第2部では、以下の二つの質問を基にワールドカフェを行いました。
質問1 最近、あなたがYuzawaに「愛着」や
「つながり」「なつかしさ」を感じたのは、どのような時ですか?
質問2 目を覚ましたらそこは2040年、あなたの目の前には、
あなたにとって最高の湯沢が広がっています。
それはどのような光景ですか?
質問1、2に共通して言えるのは、自分たちが生活し、そして、仕事をする
越後湯沢と言う土地をとても愛している・・・と言うことです。
その“郷土愛”の想いが、中央の模造紙に、言葉、文字と言う形となり、
あふれていく様子が、感動的でした。
参加者の皆さんの個々の湯沢の現在(いま)思う気持ちが、
ワールドカフェという対話の手法を通して、最後は参加者全員で、
未来のビジョンを描くことに繋がっていったように感じました。
今回は、「地域活性と企業経営の融合」についてのセミナーという
うちの会社にとっても初めてのココロミでした。
「地域性」「ストーリー性」というエッセンスを盛り込んだ経営の在り方や、
そのためのリーダー育成・社員参画の進め方、
地元企業を巻き込んだ地域活性など、私達にしかできない取り組みを
展開していきたいと思っています。
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